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戦費調達が年金スタートの動機だった?



「消えた年金5000万件」が発覚して既に2週間以上経過した。安倍内閣の支持率は急降下し、1時間の審議のみで強行採決された事に対しても国民の反発は高まった。その後、コムソンの問題が起き、以前から問題があったNOVAの問題までが急浮上した。社会保険庁の問題は底なしで、本来、収納の窓口ではない市区町村が収納し、未納になってしまっている事実までが浮かび上がってきている。テレビではよくネタが尽きないと思うほど連日、社会保険庁の杜撰さを報道している。昨日の参議院の委員会での答弁などを聞いていると安倍内閣は杜撰な社会保険庁に対して徹底的なメスを入れるというようなことを恥ずかしげもなく言い、まるで自分こそが正義のヒーローであるかのようなポーズをとっている。こんな報道を見て、「社会保険庁は許せない!」などとブログに書くのであればそれは単に既存メディアの後追いにしかすぎず、なんの存在価値もないと言わざるを得ない。

まず断っておかねばならないのは私は社会保険庁を擁護するものではない。ただ報道のされ方を見て感じるのはあまりにも年金問題を社会保険庁という一組織にその責任の全てを負わせ、厚生労働省、内閣の監督責任を放棄しているとしか言えないのである。小泉チルドレンの片山という私の大嫌いな女が中心となって作られた管氏に責任を転嫁しようとするチラシは自民党内でも不評を買い、お蔵入りになったようであるが、昨日の参議院の委員会では別の片山爺がまた管氏の批判をしようとする。※きっこちゃんによると「カブトガニの背中みたいな顔した気持ち悪い大バカ女」ということである。さすがに俳人は違う!(笑)

「年金大貧民時代を生き抜く知恵」萩原博子著によると今の年金制度が始まったのは昭和17年だという。しかもその狙いはなんと「戦費の調達」にあったのだという。さもありなん。その出自からしていかがわしいのである。いくら国民の将来に備えるとは言ってもそれがどんどん積もれば本来の用途とは別のものに使いたくなるのが為政者というものであろう。ましてや、もう12年以上も前から膨大な国の借金のことは問題となっている。少なくとも大きな書店で定期的に経済コーナーを見ている人であればそれらの本を何度となく手にされていると思う。上記の本によると現在の(※2004年)高齢者への年金債務は総額で700兆円。すでに年金を受給している高齢者に、国が「これだけ払いますよ」と約束した金額だ。ところがこの700兆円に対して、実際に支払いの目処がついているのは税金の100兆円と、保険料の積立金である150兆円であり、残りの450兆円は支払う源資がそもそも存在しないのである。ましてや積立金である150兆円もグリーンピアなどに消えてしまっていることを考慮に入れるともはやそれさえも宛てにできないのがその実態ではないのか?「戦争経済に突入する日本」副島隆彦著によると2006年3月末段階での政府の資産は517兆円であり、対する負債は908兆円だという。兆などという単位になるとフリーズしてしまって思考が停止してしまう人も多いと思うが冷静に見て欲しい。要は年金というものは政府の負債の中でもっとも大きな要素になっているということである。そのことを司る組織が杜撰であったが故に大きな危機を招いているという構図はあまりにも無理がありすぎる。むしろ大きな危機を隠蔽するために「杜撰さ」を政府から指示されたと見るのが自然ではないだろうか?

政府を信頼して来た人ほど今大あわてをしているのではないだろうか?とりあえず掛けた金額だけでも返して欲しいというのが庶民の切ない願いだろう。しかし私はそんなことでは納得しない。こんな騒ぎの先に用意しているものが何なのか?そこが大事なのだ。それは明らかに副島氏の本で述べられている「戦争経済」への道である。社会保険庁の問題と憲法壊悪の問題は別問題なのではなく、密接に関係している。今テレビのCMでは個人向け国債や外資による入院保険の割合が益々増えている。10年前にこんなものがあっただろうか?今や郵便貯金の引き出しすら非常に困難になっており、個人向け国債への買い換えを奨められるという。野村さんに聞こうが大和さんに聞こうが悪いことを言う訳がない。でも宣伝すればするほど戦争経済へますます向かっていることが臭ってくる。年金でも馬鹿を見て、入院保険に裏切られ、国債が紙くずになってやっと気付くのだろうか?

「年金問題」とはけっして「社会保険庁」の問題ではない。その組織にくさびを入れ、民間の活力を導入すれば解決するというような単純な問題ではない。それは国家の財政と運営に関わる根本的な問題である。戦後60年もの長きにわたる自民党一党独裁による悪政が積もり積もって国家の存亡さえも危うくなっているのが今の日本の実体なのだ。とうぜん「ワーキングプア」や「少子化」の問題とも大いに関係がある。社会保険庁が新しい組織になったところでそのことで「ワーキングプア」の問題は解消しない。ワーキングプアの問題が解消しない限り、年金の根本問題はけっして解消されることはないのだ。こんなあたりまえのことを誰も言わない。誰も言えない。いくらみのもんたの番組で「ほっとけない」と叫ぼうが、ゲストにオムライス党のみずほさんを招こうが残念ながら問題は見えてこない。

あなたは私だ!当選して欲しい!



にわかに9条ネットがクローズアップされてきた。天木直人さんが立候補表明し、友人のZAKIさんもそれに続いた。仲間のブロガーの間でも天木さんを応援する声が強まりつつある。らんきーブログのぶいっちゃんは連日、天木さんの応援記事を書かれており、負ければブログも辞めると宣言されている。天木さんを推す人たちがまたおもしろい。ベンジャミン・フルフォード氏や副島隆彦氏は事務所開きの応援に駆けつけたというし、あのリチャード・コシミズ氏の京都講演においてもゲスト講演をされている。表面的に見ればコシミズ氏と天木氏は違いの方が多いと思われてもしかたがないのだが国際政治の裏の真実を知っているという点では共通している部分の方が多いのだと思う。私が最も信頼している陰謀論トリオ(笑)が天木氏を推すのであるから当然、私も天木氏支持である。そういう想いをもって10日の日曜日に友人のZAKIさんに会ってきた。彼が参議院選挙に9条ネットから立候補することを知ったのは4月のことであった。千葉の家を引き払い、奥さんの実家のある沖縄県の石垣島に引っ越したのも聞いていた。今は単身赴任で車上生活をしているという。そんな彼が住んでいるところは私が現在居るところとJRでは一駅の近所なのです。私が言った。「たとえ私が天木さんを知らなかったとしても数寄屋橋であのような演説を聴けば絶対ファンになると思う。だのにまだまだ無名なのよねぇ~!?」ZAKI「それはなんらかの問題意識があるから、そう感じるのであってそのような問題意識のないお兄ちゃんには単なるオヤジにすぎないと思うよ。」とまあこういうやりとりをした。彼は銭金を見た多くの視聴者に番組を思い出してもらい、支持を集めることを考えている。ということを言った。

うまく若い人の不満を票に結びつけることに成功すればあながち当選も夢ではないと思った。それでふと思い出したのが4年前の参院選挙のことである。2000年の末にインターネットを始めた私が当時支持していたのは「木枯らし紋次郎」こと中村敦夫氏率いる「みどりの会議」であった。そのメーリングリストに参加して発言していた時に中野区の区議会議員を務めている人から区議会選挙への応援を依頼され、3週間ほどお手伝いしたことがあった。四谷にあった「みどりの会議」の事務所に行ったこともあるし、中村氏とも名刺交換させていただいたこともある。あまりにも反戦色を出し過ぎたためか悔しくも落選されてしまった。その後の参院選でも「みどりの会議」を応援していたのだが立候補した10人全員が落選となり、国会における「みどりの会議」の議席はゼロとなってしまったのである。新宿南口での中村氏の演説なども聞いたことがあるが元俳優という有名人であるにも関わらず少しの集まりでしかなかったのを覚えている。今、「みどりの会議」の後継組織として引き継いでいる「みどりのテーブル」の小林イチローさんの応援にも行ったことがあるが若い斬新なスタイルでの選挙戦を戦ったにも関わらず、惨敗したのを昨日のことのように覚えている。今と4年前と何が違うのか?4年前はインターネットの普及のただ中であり、今ほどブロードバンドが一般的ではなかったのです。それが今では簡単なビデオカメラで撮った動画をYouTubeなどにアップすることで全世界どこからでも見ることができるようになっているということです。カナダの美爾依さんであれ、博多のぶいっちゃんであれ、まったく平等です。私が撮った偽安倍のようなおもしろい動画であればあっという間にインターネットで話題になり、多くの人の知るところとなるのです。天木さんの参院選に掛ける情熱は2年前の郵政選挙の時とは比べものにならない位、熱くなっている。私が立候補しているつもりで応援したいと思う。
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消えた年金」の問題がクローズアップされている。メディアも珍しく騒いでいるのでネットでも調べてみたがどうも釈然としないことがあまりにも多い。年金の問題の根源には「国家の財政破綻」の問題があると確信している。民主党はこの問題で国民の関心を盛り上げ、参院選を有利にもっていこうとしている。私が疑問に思っているのは以下の点である。

1.コンピュータが導入される以前は、支払いの記録は紙の台帳で管理されていた。そのため、加入者が転勤するなどすると、紙台帳も一緒に動かねばならないのだが、それが難しかったという。 →問題は紙とコンピュータの違いにあるのではない。コンピュータが導入される前から銀行や保険会社は当然、存在した。人の金を預かる以上、なんらかの仕組みがあったはずだ。それを杜撰(ずさん)だったという言葉で社会保険庁に責任を全て押しつけているのではないのだろうか?

2.国民年金の場合、当時は市町村が窓口だったため、この担当者が加入者の名前を読み間違い、誤った仮名をふり、記録することで、年金記録が別人扱いされた実態が、多数、存在するというのだ。 →市町村はあくまで窓口にしかすぎず、年金の性格としてそれらは当然、社会保険庁に集約されるのであるから戸籍とリンクした個人別のデータベースを作るのが当然である。そんな子供でも思いつくことをやっていなかったことを信じられるだろうか?フリガナの入力ミスなどという言い訳が通用する訳がないではないか!

3.5000万件に相当する年金総額がいくらであるかがまったく不明であるし、追求もされていない。おそらく宙に浮いたデータはあってもそれに見合う、流動資産(現金を含む1年以内に現金化できる資産)の大半がほとんど存在していないのではないか!?政府は社会保険庁に全て罪を着せて、「宙に浮いたデータ」すらも削除することで支給義務を放棄しようとしているのではないか?

4.年金は昔からあった。その頃にこのような杜撰な管理がされていたという話はなかったのではないか?「杜撰な管理」というのは安倍内閣得意の捏造ではないか?

5.社会保険庁の問題は今に始まったことではないが「社会保険庁関連法案(日本年金機構案、国民年金法等改正案)」の採決は多くの国民が知らない間に急浮上してきた。ひょっとするともっと大きな問題に対する「目くらまし」ではないか?

6.今のところ民主党がもっとも敏感に対応しているように見えるのだが、いまいち追求が弱いように思えてならない。単に国民の不満を逸らせる「ガス抜き」の役割をしているにすぎないのではないか?

あまりにも疑問がつきない。今はネット環境にないので追求がしづらく、とてももどかしい。おまけに明日から仕事です。わざわざ漫画喫茶に再度来てアップしておく。
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Author:ヘンリー・オーツ
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※現在62歳の万年ロックおじさんです。元過激派高校生です。もう狂った世界や政治のことを書くのに疲れました。これからは新しい時代を予感させる情報をお伝えします。
大阪府守口市出身 東京生活10年を経て
山梨県北杜市小淵沢町在住
サバイバル生活を実践しています。彼女と古民家にて菜園と「流しそうめん&明石焼き」のお店を開きたいです。
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