 61年前、広島に原爆が投下された昨日、NHKスペシャルで「調査報告・劣化ウラン弾〜米軍関係者の告発〜」が放送された。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/060806.htmlより 核廃棄物から作られ、極めて安い値段で高い効果を上げる兵器「劣化ウラン弾」。イラクやコソボなどの戦場の周辺住民たちの中には、ガンや白血病、先天性異常などに苦しむ人が増えている。その一方、劣化ウラン弾を大量に使い続けてきた米軍は「病気の原因となる科学的な根拠は見つかっていない」として、その危険性を否定し続けてきた。
しかし、最近になって米軍の内部からその危険性を訴える告発が相次いでいる。米軍の調査に協力したある科学者は劣化ウランに被爆した兵士の遺伝子に異常があることを突き止め、その事実を公表した。「劣化ウラン弾調査班」の班長を務めていた元陸軍少佐は、劣化ウラン弾による環境汚染を測定した内部のデータを初めてNHKに対して明らかにした。
また最近、劣化ウランの発ガン性や毒性などを示す科学的な研究報告も相次ぎ、米軍の主張は揺らぎ始めている。
番組では、米軍の劣化ウラン弾関係者への調査報道によって、長年、軍が隠し続けてきた劣化ウラン弾の実態を明らかにする。そして人命より経済性、軍事力が優先される米軍の深い闇を浮き彫りにする。
1970年代の冷戦の時代にソ連は戦車隊を増強し、それに危機感を感じていた米軍が一発で戦車を破壊できる爆弾の開発に取り組み、そこから生まれたのが劣化ウラン弾ということである。50万トンもの核のゴミである劣化ウランはただ同然である。原価が限りなくタダに近いものを軍が買ってくれるということは軍需産業にとって「坊主まる儲け」の世界なのだ。別に分捕るものがなくても理由さえあれば攻撃して在庫一掃して欲しいのだろう。そのことで多くの人々が傷つき、奇形に見舞われようが一切無視。ひたすら「劣化ウラン弾と健康被害との間にはなんの因果関係も認められない」と繰り返すだけなのであった。
A-10という劣化ウラン弾を発射できる戦闘機がある。写真をクリックすれば大きくなるので見て欲しい。機首にリボルバーのような7個の発射口が見えるがなんと1分間に3900発もの劣化ウラン弾を連射できるという。1秒間に65発連射できるという計算になる。普通、戦闘機というものは他の航空機を攻撃するのがその役割であったはずだが今や立派な「大量破壊兵器」を搭載した爆撃機と化している。
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/1795/datugenpatu/rekkaurantowa.htmより 湾岸戦争のすぐ後、まず米軍兵士のあいだに疲労しやすい、癌になりやすい、帰国直後にできた子供に異常が現れるなどの原因不明の現象がおきた。 アメリカの復員軍人局が調査したのに、湾岸戦争直後にはその報告を公開しなかったが、民間団体が手に入れて公表した。これはミシシッピ州在住の湾岸帰還兵251家族を州全域に渡り調査したもので、戦争後に妊娠・出生した2百数十人の子供のうち67%が失明、無眼球、無耳、指が融合している状態だった。血液感染症や呼吸器障害もあった。
また派遣された70万人のアメリカ兵のうち、現在1万4千人、つまり2%がガンになっている。95年1月の段階で全米で4万5千人が何らかの症状で苦しんでいる。しかし因果関係と責任を認めたり被害補償は希でほぼない。
番組の中で湾岸戦争中に戦車を操縦していた時に味方の誤射で被害を受けたジェリー・ウィートさんへの取材があった。 http://www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/us/000404.html
この中で気になることがある。番組の中で攻撃のビデオが再現されており、そこに字幕で「撃ったぞ 命中した」「でも敵かどうか分からない」「味方だ アメリカ人だ」と会話が紹介されている。こういう類のが非常に多いという。ドラッグの影響かと勘ぐりたくなる。残念ながらそういう情報は日本のネット上には見あたらなかった。
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