石橋上人に教えていただいた本を図書館で予約して飛ばし読みで読んでいる。今の軽率な日本文化にあって特別な重みを感じさせる秀逸な本である。今の日本人で日本がアメリカの属国になっていると認識している人間はきわめて少数であろうし、自分たちが奴隷であると思っている人間はほとんどいないと思う。奴隷とは労働に対して、正当な報酬が与えられない存在のことである。そういう定義からするならば、今の日本人の大半は奴隷に落としこめられていると言える。ゲーテは「自由でないのに自由だと考えている人間ほど奴隷になっている」と言っている。
| ●内容紹介 18年の海外生活から帰国した「鳩子の海」の劇作家、醜なる祖国に怒り狂う。「帰国して知った。日本の現状のすべては、目に余る後進性に彩られている。いつの間にか日本は世界でも相当下位の後進国に転落している。形而上のレベルのことだ。人間性のレベルの意味だ。すでに日本人とは呼べない無国籍状態の中で、他民族の奴隷になっている。まはやすべて手遅れである。日本滅亡は妄想ではない。」憂いを共有する数多くの日本人に贈る、激しい怒りとともに書き下ろした日本人論 |
林秀彦 1934(昭和9)年東京生まれ。学習院高等科より1955−61年、独ザール大学、仏モンプリエ大学に学ぶ。哲学専攻。柔道師範。松山幸三氏に師事してテレビ・映画脚本家として活用。「鳩子の瀬」「ただいま11人」「若者たち」「七人の刑事」など作品多数。 1988年よりオーストラリアに移住。2005年、18年ぶりに帰国、 九州・大分の山中に住まう。著書には『この国の終わり』(小社刊)、『ジャバン、ザ・ビューティフル』(中央公論杜)、『日本を捨てて、日本を知った』『「みだら」の構造』『失われた日本語、失われた日本』(以上草思社)、『ココロをなくした日本人』(毎日新聞社)、『海ゆかば山ゆかば』『老人と棕欄の木』『苟も日本人なら知っておくべき教養語』(以上PHP研究所)等多数がある。
P25 そのすべては綿密に計画された人為的なもの、つまりは陰謀で、自然な変化は一瞬たりとなかった。温故知新を基盤に進むべき民族の歴史の流れは遮断され、浅はか極まりないっスモロジー(宇宙観・世界観・人生観)が、この愛すべきもひ弱な民族の胸倉をつかみ、洗脳した。その手先こそ同胞のインチキゲンチャーだったし、今もそうなのだ。
陰謀という言葉は、日本語では胡散臭く、人は眉をしかめ、遠ざかる。だが、実際はそういうものではない。この言葉の其の意味と、正しい概念、およびその長い歴史・変遷を知ることは、特に現在の日本人にとって必要不可欠なことである。
残念ながら、この本の中では、それに触れる余裕はあまりなさそうだ。だが、何度強調しても足りないほどの歴史の真実とは、実は陰謀の歴史なのである。特に今日ただいま、この祖国を覆っている森羅万象、一切合財、政治、経済、教育、情報などは、陰謀の中にある。
陰謀とは目を背けるものではなく、凝視するものだ。人間社会で、何らかの陰謀が働いていなかった時代、時間など、一瞬たりとない。
なにかと言うと「陰謀論者」というレッテルを貼る左脳人間どもに捧げたい素晴らしい言葉である。「アメリカ科学宗教」というカルトに洗脳されている人間どもも大きな真実が露見して、自分の脳が割れるような苦しみを味わう日が近いうちにきっと来ると思う。月面着陸などという大嘘もきっとバレバレになることと思う。
P33 今、世界で起きていることで、日本人が知らねばならない真実は、これだけは何をおいても知っておかねばならない真実は)山ほどある。 それにもかかわらず、大衆は完全に無知である。 真実を知ろうとする意欲も皆無である。 彼らの知る意欲は、コンビニの値段の比較、野球選手の打率、近所のスキャンダル、株価、ケータイの着信記録に対してで、その先には何もない。 彼ら日本大衆は、大切なことに対しては一切無関心でいるように洗脳されている。 きわめて精巧に組み立てられた「無関心誘導洗脳技術」の生体実験場こそ、この日本という国体の別称である。 遺伝子的に受け継がれてきた日本民族の、他に類を見ない特技は、世界のいかなる民族にとっても信じることのできない不思議な能力で、それは「鵜呑み」という能力である。 この能力は、他の民族に植え付けるのはまず不可能だろう。他者の言い分を鵜呑みにさせることは、人間同士である限り、生易しいことではない。 疑惑と反論、抵抗と自律、それこそが人間の条件だからである。 人間が人間である証明は、他者の考えや意見を鵜呑みができない動物だという点なのだ。 ところが日本人に限って、このきわめて非人間的な技術、能力が、天性として備わっている。この能力を構築する要素は、その五十パーセントが無関心という能力、残りの五十パーセントは脳障害、権威主義、事大主義(自主性を完壁に消し去る能力)、そして判断力と知性の排除能力である。
全額税方式のために消費税値上げに対して「財政が厳しいからしかたないですね。」などと解ったように答えるB層鵜呑み人間がこの日本をいつまでも属国にしているばかりか属国化=ロックフェラー化はどんどん進むばかりなのだ。
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