現代の経済と理想の経済

ブログを再開したもののなかなか更新ができませんでした。

経済成長をすることが豊かさに繋がるのはごく一部の人間だけです。格差社会の中での経済成長はむしろ大多数の人間にとってより貧しくなることに繋がります。何故、飢餓がなくならないか考えれば解ることです。1%の人々は無から有を生みだし、多くの危険な産業を作りました。信用創造という詐欺的金融システムを根幹にして巨大軍需産業、原発産業、３０年しかもたない住宅、創られたガン医療、薬を消費するための精神医療、F１＆遺伝子組換による大規模農業（毒野菜生産業）、多くの必要でなく害のある化学物質etc　それらが現在の経済規模の根底にあるのです。そんなものは99%の生命の安全を脅かしただけにしかすぎません。

いくら原発のことを言おうが、遺伝子組換のことを言おうが肝心の1%の存在がどのようなものか知らないことには世界の本質は理解できません。まるでうなぎを除いたうな丼を食べて、これがうな丼なのかと思っているようなものなのです。安倍は気が狂っているでしょうが、彼らは背後から1%によって操られているにすぎません。ハシゲや石原も同じ連中によって操られているのです。北朝鮮だって彼らに操られているのです。

私は多くの人たちが「経済」というものの本質を誤解していると思っています。よく「経済よりも人間を大切に」なんてことが言われますが、もともと経済という言葉は明治になってから創られた言葉なのです。「経世済民を略して経済という語となった。世の中をよく治めて人々を苦しみから救うこと。また、そうした政治をいう。「経」は治める、統治する。「済民」は人民の難儀を救済すること。「済」は救う、援助する意。」もともとは人々を苦しみから救うための経済が今では世界中の人々を苦しめています。その原因は1%の人が99%を支配しているからで、悲しいかなその99％のうちの98%までは支配されていることに無自覚でしかないということです。それらの構造を一枚の図にしてみたのです。

ピンクの部分はお金で計測される経済規模なのですが青の部分はほとんどがタダで提供されるものという考え方です。青の後ろに隠れている部分のみが貨幣経済だという意味です。

現代において作られた産業をリードしたのは銀行で、信用創造という詐欺的金融システムを土台として多くの産業が生まれました。それらに共通している特徴は国際金融資本という１％の儲けのために９９％の生命の安全を脅かすものだったのです。戦後、地方から多くの若者が都会に職を求め多くの産業が生まれました。住宅産業などは本来、３００年はもつ日本家屋を３０年しかもたない住宅として、都会の労働者をローンで縛るために起こされたものです。また流行を意図的に作ることで多くの製品を生み出し、大量生産→大量消費→大量廃棄→環境破壊という悪循環を生み出しました。また戦後、大量に余った爆弾を消費するために農薬が生み出され、F１種と化学肥料、除草剤などを使う慣行農法がGHQと農協によって普及したのです。私が薫陶を受けた船井幸雄氏によるとそういう無理に需要を生み出す経済を「モア＆モアの世界」と表現されています。

こういう肥大化しすぎた経済を成長させるということは更なる格差を生み出すだけなのです。経済成長など決して歓迎できるものではないのです。それが良いものだと思っている方はマスゴミによって洗脳されているのです。マイケル・ムーアの「キャピタリズム」では彼のお父さんの時代はお父さんの働きだけでけっこう良い生活が保証されたことを紹介しています。それが経済成長とともに奴隷搾取システムが定着し、共働きでも家のローンが払えず、ホームレスになっているような自体が生まれており、Occupy Wallstreetなどの運動になっているのです。

こんな時代にアベノミクスなどというアホノミクスを推進している日本政府などアメリカの傀儡政権でしかなく、亡国の道をひたすら推し進めているのです。今、我々が知るべきは国際金融資本の影響を断ち切ったリビアや南米などでは豊かな生活が保証されるようになって来ていることです。自給自足や地域通貨によって基礎的な消費をあがない、同時に自然エネルギーやフリーエネルギーへの転換を促すべき時なのです。