持続可能な近未来の経済循環

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3日に「現代の経済循環の仕組み」の図を発表してから、それと180度違う「持続可能な理想の経済循環」についてまとめてみたいと思っていました。幸い10年以上も前からこういうことばかり考えていましたのでポイントとなるいくつかのキーワードは直ぐに浮かびました。現代の経済が悪循環に陥ってもはや出口のないところまで来ているわけですからそこでUターンするためには何が重要かをいくつか考えたのです。

1.人間脳力の開花
現代の経済循環においてはメディアや教育による洗脳によって「人間が劣化」しており、その結果として飽くなき欲望によって「あくことなき消費」がかきたてられているのです。新しい時代においては洗脳ではなく、「脳力の全面開花」を促すことが教育のもっとも大切な役割になるのです。その結果として個人の創造力は満開となり、与えることが喜びとなる世界が生まれるのです。船井幸雄さんがもう昔から言われているGive & Giveの世界と言えます。もうすでにインターネット上では実現しつつありますがフリーソフト・フリーミュージック・フリーブック・フリームービーがあたりまえとなり、長島 龍人（りゅうじん）さんが発表されている「お金のいらない国」が一部実現するのです。

2.世界単一メディア
現在のメディアは国際的な対立状況の中で存在していますので、それぞれの利害を受けて様々なメディアが存在しています。でも世界が「持続可能な経済」にさえ舵取りができればいくつものメディアは無駄になります。各国に駐在員が居て本部にネットを使って報告するだけで世界中に配信する真に民主的で公平なメディアが生まれるのです。

3.結（ゆい）システム
日本でも昔から相互互助システムとしての結は存在していましたが戦争という他国を侵略するものと180度違う「結システム」こそが「人間脳力の開花」や「地球環境の蘇生化」に大きな役割を果たす時代が必ずやってくると思います。

4.シェアシステム
今までの経済ではなんでもひとり一台もつことがあたりまえの無駄な経済でした。すでに北欧などでは自転車や自動車などをシェアするサービスが多く生まれています。どうも新しい時代においてこのシェアシステムが大きな役割を果たすことになりそうです。

5.セルフビルド
人間にとってかけがえのない食べ物を自給するのと同じように人間にとって大切な家を自分で作ることが当たり前のようになる時代が来ると思います。ご自分で家を作った人によると「こんな楽しいことを高いお金を出して人に頼むなどもったいない」ということなのです。家具なども自分で作り、長いこと愛用することこそ大事になると思います。

※参考ページ
・BLOG版「ヘンリー・オーツの独り言」理想の未来とは？http://henrryd6.blog24.fc2.com/blog-entry-149.html
・ベーシック・インカム・実現を探る会
http://bijp.net/