作られる靖国参拝支持の危険性
今後益々欝陶しく駄目な国になるだろう。断言出来る。いくら頑張ってあがいてもその甲斐なく、どんどん泥沼にはまるだろう。自覚なき者達が夢遊病者のように破滅への片道切符を握って行進しているのが見える。行進の途中で息絶えている者が見える。それでも抗うことができない者が見える。はっきりと見える。行軍ラッパは益々勇ましく「絶望」のメロディを奏でる。

ぶったま! 8月19日(土) 関西テレビ(※フジテレビ系)9:55~11:42
▽広沢徹底検証!球場に潜む悪魔幻のクワガタを探せ!北朝鮮が核実験準備!?日本の国防は大丈夫か緊迫情勢を青山が斬る大物芸人話 出演 大平サブロー 魚住りえ 広沢克実
沖縄を中国が狙っているというようなことを言い、だから靖国参拝は必要だったのだと言う暴論に吉本芸人がうなずくというようなパターンである。またこのお盆には 大極上という5人前で1万3000円もする宅配寿司が大いに売れているということである。一体どこの国の話なのかと思ってしまう。「二度と戦争をしてはならない。」と何万回言おうとも今は急速に戦争への道を突っ走っているし、にもかかわらずあまりにも多くの人がそのことに対して無自覚である。ABDUCTIONという横田さんご夫妻の活動を報道した映画がアメリカで公開されたということだがまもなく日本にも入ってくるだろう。インチキMDを買ってもらえるのだったらこんな映画くらい安いものだ。いっそ釣り馬鹿日誌のように1000円にしたらどうかと思う。

http://www.ne.jp/asahi/k/m/kusyu/kuusyu.htmlここに載っている写真は如何に国際法を無視した暴虐な行為であったのかがよく解る。戦前も戦後も一貫して暴虐の限りを尽くしているのはアメリカなのだ。そういう私はアメリカ文化の洗礼を受けて育った人間なので9.11までのアメリカは大好きであった。今の日本で日の丸を振ることは星条旗を振っていることと同じである。振っている人間には見えていないのだろうが靖国参拝もアメリカのいいなりなのだ。決して小泉がひとり独断で決めていることでは断じてないと私は思う。★阿修羅♪に興味深い投稿があった。NHK首相参拝アンケートに世論操作の疑い。担当者「民意を反映しないのでは?変だなと思った」桐嶋夏樹
8月15日の夜にNHKが「アジアの中の日本」という生番組を放映しました。ご覧になった方も多いと思います。さて、その番組の中で、「生アンケート」が実施されました。設問は「首相が靖国神社に参拝することの是非」でしたが、結果は以下の通りでした。
参拝に賛成・・・63%
参拝に反対・・・37%
私は、この生アンケート調査結果が、「携帯電話からに限った」ことで大きな疑問を持ちました。ご承知のように、携帯電話でNHKの生アンケートにアクセス出来る人は限定されます。
特に、今回の場合は、ダイヤルを回すという方法ではなく、なにか携帯から特別なアクセス操作が必要な方法でしたので、これができるのは若者が多いと推測されます。
私たち夫婦は、携帯電話は持っていますが、アクセスの仕方が分からないので、参加できませんでした。
公器を使った全国的な世論調査で、母集団が特定世代に偏るような結果が、「首相の靖国参拝に賛成63%」といわれても納得できません。そこで、今朝、さっそくNHKに抗議の電話をして、どうして「携帯」に限ったのか?しかも携帯電話でむずかしいアクセス操作が必要な方法を取ったのか?」という質問をしました。
視聴者統括局コールセンターの西村部長という人が対応しましたが、
・吉川
携帯からの生アンケートは、世論を誤誘導する恐れがあるので、何故、携帯に限ったのか説明して下さい
・西村
私もテレビを観ていて、これでは民意を反映しないのでは? 変だなと思った。今朝、担当に確認したら、サーバーの容量を超える大量アクセスが予想されたので、携帯に限ったとのことです。
・吉川
一般家庭電話からのアクセスも可能にしないと、携帯操作でのむずかしいアクセスでは中高年齢者の意見が反映されない不平等な結果の恐れもある。今の技術でアクセス容量に対応するのは可能では?NHKの今回のやり方は納得できない!」
・西村
担当に、そのように伝えておきます
・吉川
NHKとして、今回の生アンケートは不適切な方法であったとテレビで謝罪してほしい
・西村
本当に申し訳ありませんが、担当に伝えます
・吉川
やり直しを求めますので、担当ディレクターから電話をほしい
・西村
私も、はらわたが煮えくり返っています。どうしてこんなやり方をしたのか・・・ その後、今日の12時30分に「担当の原神プロヂューサーから私に電話がありました。
・吉川
生アンケートのやり方がおかしいので、実態を知りたい。そもそも、この企画をするときに、携帯では高齢者からのアクセスは困難であるという議論はなかったのか?
・原神
企画段階で、そのような議論がありましたが・・・、容量のことを優先してしまい高齢者からのアクセスが困難であるとの問題については、そのままになってしまった
・吉川
アクセス件数が首相の靖国参拝の項目は49,264件ということだが、年齢別のアクセス数を知らせてほしい。多分、若い世代に偏っている気がするので・・・
・原神
16日の夕方までには、データをまとめて、それをFAXさせていただきます
・吉川
「いずれにして、天下のNHKといしてはお粗末である。何等かの対応を考えてほしい
・原神
わかりました。検討してみます
吉川ひろし(千葉県議・無所属市民の会)
こういう風に電話で事を問いただし、それをネットで発表することはとても大切なことだと思います。

「雑談日記」のSOBAさんの記事からコピーさせていただきました。
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日本の惨状は小泉のやり方を無批判に受け入れ、扇動した大マスコミに起因するところが大きい。
少年軍属
偏向報道を平気で行うメディア
小泉の最後ッ屁----心底クサイ
気になるニュース。「中国人研修生の殺傷事件」「数日前から部屋にこもって働かなくなった、」(18日の数日前と言えば、、)
いきなり思いついた寓話の世界(苦笑
安倍=小泉路線のゆくえ4
小泉の靖国参拝アフォーマンス その後
これは印象操作なのか?
コメント
テレビを何とかしなければ…
私のブログに大地実さんからいただいたコメントのお返事でも書いたことですが、8月15日当日小泉首相の靖国参拝について、ごく普通の若者である甥に聞いてみたところ、「戦争で亡くなった人のお参りに行くのが、どうしていけないの?」と逆に尋ねられてしまいました。彼らにとっては、テレビで繰り返し放映される小泉首相の「先の大戦で国のために亡くなった人の慰霊のために参拝することに外国からとやかく言われることはない。」というワンフレーズの繰り返しが唯一の情報源で、それが殆ど無意識のレベルですっかり刷り込まれているようです。従って国内でそれに反対する人たちは、彼らにとって理解できないし、中国や韓国同様「反日」的とうつるようです。靖国神社の生まれた経緯や、戦前まで果たしてきた役割、戦後におけるその存在の奇怪さを、順を追って話したところ、何とか理解してくれましたが、テレビだけからの情報の危うさを痛感させされた一日でした。
3S政策
最近のNHKスペシャルは良心を感じさせられます。おそらく各テレビ局の内部でも権力闘争のようなものがあるのだと思います。
偏向報道が平気で行われる危険性
ご指摘のNHKの問題については、別のブログでも拝見させて頂いております。また、日刊スポーツでも相当な偏向報道が行われております(下記リンク先)。
http://www6.nikkansports.com/general/questionnaire/questionnaire_060815.html
さて、トラックバック先にも記載したのですが、アメリカではジョンベネちゃん殺害事件の被疑者が逮捕されましたが、すぐに容疑に対する批判的報道もなされているようで、まだアメリカの方が良心的報道姿勢といえるでしょう。日本ではすぐに容疑者を犯人扱いして、しかも厳正な処罰感情や被害者感情を煽る報道姿勢が貫かれることは間違いなく、こんな偏向報道を平気で行うメディアがある中で「裁判員制度」など導入したら恐ろしいことこの上ないと思います。
二十歳を とうに すぎているのにねえ
いやんなっちゃう。 たぶん 靖国問題すら 知らんでまんね
いやあもう こんな バカばかりだから 駄目なんでまんね
だいたい 笑っていいとも なんつって 「そうですね」なんて 観客のバカさ。何が 「そうですね」だ ばかばかばかばかばかばかばかばか。
加藤紘一氏の事件から読み解かなければならないのです。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20060817/mng_____tokuho__000.shtml
そもそもグローバリゼーションの台頭によって「右翼」「左翼」そのものが無くなったのではないかと考えています。
現在の主軸は間違いなくグローバリゼーションに移ってきていて、そのため、「グローバリゼーションに対してどういう態度を取るか」が重要です。
だからこそ、旧来の「右翼」「左翼」が陳腐化するのです。
また、「極端な資本主義」も「極端な共産主義」も不幸を招くだけだという事も多くの人が知るところとなっているので、正しい意味での「中道」が重要ではないかと考えます。
どうも上で言う「両翼主義」が「中道」と違うような気がします。
☆新党を欲する人さん
せめて週刊こどもニュースくらいは見て欲しいと思います。
☆YUKIさん
有名なジャーナリストの名前を使ってとんでもないことをいう輩が居るものです。私は生命や環境を犠牲にする新自由主義に反対しています。アメリカの支配から解放され真の独立国になることを願っているものです。
田中宇さんの名を騙るネットウヨの下劣さ
大地実です。
田中宇さんの名前を騙り、「新左翼を語るネットウヨ」が、ヘンリーさんのブログにも登場したようですね。ヘンリーさんは彼らの世界でも知られるようになったということです。
ヘンリーオオツさんのことが気に入らない壷売りカルト教団の輩などかも知れませんね。いずれにしても「天に唾するろくでなし」ですね。
その文章を読むと、平気で有名人の名を騙る、恥知らずなネットウヨの精神の下劣さぶりが如実の出ていて笑えます。
また、この偽田中宇の虚言に簡単に乗せられる人もさっそくいますね。それが彼らの狙いでしょう。
みなさん、ネットウヨの下劣な新しい手口として知らせましょう。
何が言いたいのか さっぱりわからん
「湾曲」だってさ 「歪曲」っつうんだよ
まずは 国語のお勉強から始めよう
レッツビギン!
ここは2ちゃんねるではありません!
TBありがとうございました。
戦後61年目の靖国公式参拝でしたが、あと61年したら日本は、どうなっているのだろうと考えてしまいます。
大国に併合されていたとしても、それなりに平和であれば良いのですが、焼土と化して復興不能に陥っている可能性もあると思います。
半世紀後なら目にしなくて済みますが、悪夢の螺旋は回転し始めると早いかもしれません。
ぼやくくらいしかできない自分が情けないです。
「左翼」「右翼」といった一般的な言葉を使う場合、「意味を定義する」ことから始めるのが特に学問の世界では常識です。
例えば私の過去に書いた文章でも「ここでいうリベラルとは「自由を重んじ、他者への寛容・配慮を美徳とした考え方」と大雑把に定義しておく。 」から話を始めています。
コンピュータの世界では「プロトコル」と言って、相手とプロトコルを合わせることが通信を行なう条件となっています。
ところで、靖国神社の写真、高齢の方はともかく、若い人に関してはコスプレと変わりませんね。
もっとも軍服自体に「青少年の憧れを喚起し、入隊志望者を増やす」という機能があり、この機能を最大限に利用したのがナチスです。
したがって、ナチスの制服を着たがる人は今も絶えないのは「当然と言えば当然」です。
また、現在のアメリカでも青少年を対象にした軍のリクルーターはわざと格好いい制服を着るみたいです。
☆YUKIさん プロトコルって通信手順とかエチケットとかに訳されています。右翼と一言で言ってもネットウヨと本物の右翼は立場が全然違います。私はマトリックスを作ってその違いを明らかにしています。
コスプレと同じですか?YUKIさんのこういう感想は鋭いですね。9/2の遊牧民さんの主催するコンサートでぜひお会いしたいものです。
鎮霊社『靖国』の回答検証
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20060829/mng_____tokuho__000.shtml
靖国問題は自民党総裁選の中で数少ない争点の一つになっている。今月12日付の『こちら特報部』では、この靖国神社の一角にある鎮霊社にスポットを当てた。その後、読者の方々から「もっと詳細を」という要望をいただいた。前回は多忙を理由に取材に応じなかった神社側も、今回は本紙の質問に書面で答えてくれた。再び鎮霊社を舞台に靖国問題を考える材料を提供したい。 (浅井正智)
【『こちら特報部』からの質問(1)】
一八六九年に靖国神社の原型、東京招魂社が創建されて九十年以上たった一九六五年に、鎮霊社が建立された理由は何か。
【靖国神社広報課の回答(1)】鎮霊社は、時の筑波藤麿宮司の発案で、戦なき平和を願い創建された御社。嘉永六(一八五三)年以降の戦争・事変にて非命に斃(たお)れ、職域に殉じ、病に斃れ、自ら生命断つなどして靖国神社に祀(まつ)られない御霊(みたま)と、同年以降の戦争・事変に関係し、死没した諸外国の御霊、二座を鎮祭している。
一八五三年という年は何を意味するのか。この年以降の戦争で死亡した人を祀ることは、鎮霊社のみならず靖国神社本殿にも共通している。
日本文化総合研究所の高森明勅(あきのり)代表はこう説明する。「靖国神社(当時の東京招魂社)が最初に祀ったのは戊辰戦争の官軍兵士。一八五三年のペリー来航から国難が始まり、明治維新につながったという認識があり、後にそこまでさかのぼって祀ることになった」
【質問(2)】A級戦犯の本殿への合祀(ごうし)を避けるため、鎮霊社を建立し、以後、合祀された一九七八年まで、実際に祀られていたという指摘がある。これは事実か。
【回答(2)】学者にはいろいろな推論もあろうが、御本殿の御祭神と鎮霊社の御祭神では全く性格を異にしている。鎮霊社の御祭神は奉慰の対象だが御本殿の御祭神は奉慰顕彰の対象と認識している。
このA級戦犯の事実上の分祀説を採る日大講師で現代史家の秦郁彦氏は、靖国側が「学者の推論」と直接答えていない点について、「肯定はしていないが、否定もしていない点が重要だ」とみる。
「神社側は一時的にでもA級戦犯が鎮霊社に祀られていたなら、否定はできない。だが、肯定すれば、A級戦犯は鎮霊社から分祀して本殿に移されたと認めることになる。これは靖国を深刻な矛盾に直面させる。つまりA級戦犯の本殿からの分祀を拒んでいる靖国自身が、分祀した過去を認めることになるからだ」
■『顕彰ならば 政治的行為』
鎮霊社の霊が「奉慰」の対象で、本殿の霊が「奉慰顕彰」の対象と差のある点についても注目される。
筑波大学の千本秀樹教授(現代日本史)は「慰霊ならば宗教的な行為といえるが、顕彰というのは国のために死んだ人をたたえるという政治的な行為だ。靖国神社は政治的な施設であり、しかもA級戦犯を顕彰の対象にしていることが明確になった」と指摘する。
【質問(3)】鎮霊社はだれを祀っているのか。「朝敵」や「逆賊」の怨霊(おんりょう)を鎮める役割を担っているのか。
【回答(3)】御本殿で祀られていない全世界の戦争犠牲者であり、具体的な名前を挙げての鎮祭ではない。(怨霊論は)学者により説はさまざまあろうが、神社としては(1)で述べた通り。
千本氏は、鎮霊社が戊辰戦争で官軍と戦った会津藩白虎(びゃっこ)隊や西南戦争で明治政府と戦った西郷隆盛らの「逆賊」の恨みを鎮めるためにつくられたという見解を採る。
これに対し、高森氏は「鎮霊社と怨霊はおよそ結びつかない」と強調する。
「怨霊を鎮めるというのは、不遇の死を遂げた人が現世にたたりをもたらすという発想に基づく。そうならば、この霊を祀らないとたたりがくるという具体性が示される必要がある。だが、全世界の戦没者を祀る鎮霊社にはこうした関係を考えることはできない」
【質問(4)】鎮霊社はなぜ鉄柵で囲われ、一般参拝者が近づけないのか。
【回答(4)】過激派の活動が盛んであった昭和四十年代に、警備上、御本殿をはじめ、元宮、鎮霊社を守るために鉄柵を設けたのであり、鎮霊社だけを囲っているわけではない。また、現在、拝殿脇より誰でも参拝できる参道を設ける計画を進めており、十月には竣工(しゅんこう)予定だ。
■謎めいた存在10月には公開
千本氏は「九〇年代まで天皇制に関心がある人でも、靖国神社を問題視する人はほとんどいなかった。かつての『靖国神社国家護持法案』に反対したのもキリスト者が中心で、日本の左翼は何もしていない。過激派対策のための鉄柵というのは、後から取って付けた理由としか思えない」といぶかる。
秦氏は「靖国は分祀論にからんで、鎮霊社に関心が向くことを好まない」という見方を示す。今後、参道を設けるという点についても「一般の人が近づけず、しかも分祀論と結びつけられると、鎮霊社はいよいよ謎めいた存在にみられてしまう。むしろオープンにした方がよいという判断が働いたのでは」と推測する。
【質問(5)】
鎮霊社の例祭日(七月十三日)には、どのような方式で祭事が行われるのか。
【回答(5)】
他の祭事同様、神道の儀式で行われている。
キリスト教やイスラム教などの一神教は他の神を認めない。このような信者を鎮霊社に祀り、国家神道方式で祭事をするのは、彼らの宗教心を冒涜(ぼうとく)することにはならないか。
靖国自身は「名前を挙げての奉慰ではなく、戦争犠牲者全般の鎮祭であり、日本古来の神道形式で他国の戦争犠牲者全般の魂を鎮めることが、必ずしも冒涜にあたるとは認識していない」と補足して説明する。
高森氏も「靖国神社がその一神教を国家権力と結びついて弾圧するのでない限り、独自に祭祀(さいし)対象を設定することを第三者が妨げることはできない。仏教系教団でも類似した例はあるが、それが問題になることはない」と靖国側を擁護する。
これに対し、千本氏は「靖国が宗教法人である限り、祭祀対象を自由に決めることができる。しかし靖国がもつ強い政治的性格を考えると、純然たる宗教法人とはいえず、祀られることを拒否できないのは問題がある」と主張する。
総じて今回の靖国側の回答は抽象的で、極めて慎重だった。そんな姿勢の背景を千本氏はこう分析する。
「靖国神社自身がこれから戦没者を顕彰する政治的な施設として存続していくのか、慰霊・追悼に絞った宗教施設になるのか、自身の中で解決されていない。そのことが、外部に対して意見を明確に打ち出せないことにつながっている」
<メモ>鎮霊社 靖国神社の本殿脇に1965年、ひっそりと建てられた。現在は鉄柵で囲まれ、一般参拝者は存在にすら気づかない。本殿とは対照的に、明治維新の“逆賊”やイラク戦争などで亡くなった「万邦諸国の戦没者」も祀っているとしている。本殿でのA級戦犯合祀を回避するため、A級戦犯を一時的に祀っていたという指摘もある。
<デスクメモ>
“逆賊”たる会津武士の末えいで、戦後右翼の大物だった故田中清玄氏は生前「(靖国参拝とは)長州藩の守り神にすぎないものを全国民に拝ませているようなものなんだ。ましてや皇室とは何の関係もない」と言い切った。靖国問題は「右左」で語れるほど単純ではない。まずは事実の把握が何より大切だ。 (牧)
『鎮霊社』からみた靖国神社
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20060812/mng_____tokuho__000.shtml
この夏、靖国神社をめぐる論議は新たな段階に入っている。麻生太郎外相は今月、靖国の非宗教法人化と国家管理を柱にした私案を発表。首相らの参拝の是非のみならず「靖国とは何か」という本質論が浮上している。その靖国神社の一角に「鎮霊社」というなじみの薄い社(やしろ)がある。本殿と鎮霊社の違いは何か。なぜ、四十一年前に設けられたのか。目立たぬ社から、靖国全体を逆照射すると-。
■どこにあるか知らないねぇ
「チンレイシャ? どこにあるかも知らないねぇ。社務所で聞いてみてよ」
靖国神社の参道脇でみやげ物屋を営む初老の夫婦は、鎮霊社についての記者の問いにびっくりしたような表情で目を見合わせた。
参道を真っすぐに進み、本殿前の拝殿の手前で左に曲がると、こんもりとした木々の中に入る。この一角に鎮霊社はあった。
参道からは外れているため訪れる人もいない。十平方メートル程度のごく小さな祠(ほこら)だ。屋根は本殿と同じ薄緑色だが、赤さびがかなりついている。鎮霊社の前に立て札があり、こんな由来が書かれていた。
「明治維新以来の戦争・事変に起因して死没し、靖国神社に合祀(ごうし)されぬ人々の霊を慰めるため、昭和四十年七月に建立し、万邦諸国の戦没者も共に鎮斎する。例祭日七月十三日」
靖国神社は「本来、国のために一命を捧(ささ)げた人たちの霊を慰めようと」(同神社作成のパンフレットから)、一八六九(明治二)年に「東京招魂社」の名前で建てられた。
靖国神社は必ずしも軍人・軍属だけを祀(まつ)っているのではなく、沖縄戦で死亡した「ひめゆり部隊」の女学生や学徒動員中に軍需工場で爆死した学徒たちも祭神として合祀されている。
その一方で、戊辰戦争時に官軍に敗れ、自決した会津藩白虎(びゃっこ)隊の少年兵や、維新の元勲でありながら、西南戦争で明治政府に反旗を翻した西郷隆盛は除外されている。また東京大空襲や原爆に遭った戦災者も同じだ。
「将来、国を守る基礎をつくるため、国に殉じた人を祀るのが靖国の基本。遺族のために存在しているのでもない」と同神社に近い関係者は指摘する。
その靖国神社ができてから、約百年後に本殿とは別に鎮霊社は建てられた。ここには白虎隊や西郷だけでなく、イラク戦争の死者など「万邦諸国の戦没者」も祀られているとされる。しかし、それらの人々の名簿はない。
建立の経緯などについて靖国神社広報課に取材を申し込んだが、「業務繁多で十八日以降でないと回答できない」と言われた。
代わりに前出の関係者は「賊軍も外国人も同様に祀るのは、人は死ねばみな仏になるという仏教にも影響を受けている」と話す。
ただ、これは多分に建前のそしりを免れない。出雲大社や太宰府天満宮は怨霊(おんりょう)を鎮めるために建立されたとされる。この関係者は「鎮霊社もこれと同じ。怨霊を恐れ、抑えようとするのは神道の考えの根本だ」と説く。
■本殿の祭神と扱い歴然の差
とはいえ、本殿に「祀られている祭神」とは歴然とした差がつけられている。現在は高さ三メートル弱の鉄の柵で囲われており、近くまで行けない。国籍や人種を超えた戦禍犠牲者の霊を祀るはずの鎮霊社は、なぜか一般公開すらされていない。
〇一年に月刊誌で鎮霊社を論じた日大講師で現代史家の秦郁彦氏は、鎮霊社が建立された背景に一九四六年から七八年にかけ宮司を務め、A級戦犯の合祀には否定的だった故筑波藤麿氏の存在を指摘する。
「靖国神社の(最高意思決定機関である)総代会がA級戦犯の合祀を決める七〇年以前に、総代たちと厚生省引揚援護局との間で合祀の根回しがあり、それに気づいた筑波さんがA級戦犯の『収まりどころ』として先手を打つ形で建立したのではないか」
さらに、秦氏は「筑波さんは宮司の任免権を持つ総代会から合祀を求められ、拒めなかったが、同時に合祀する気もなかった。昭和天皇の意を体していたと考えられる」と解説する。
筑波氏の死後、後任の故松平永芳宮司の時代(七八年)、A級戦犯は本殿に合祀された。秦氏は「筑波さんを補佐していた祢宜(ねぎ)に話を聞き、A級戦犯は一時、鎮霊社にいたことを確認した」と話す。つまり、鎮霊社が建立された六五年から七八年まで、A級戦犯は鎮霊社に祀られていたらしい。
秦氏は「鎮霊社は靖国神社が独自の判断でつくったもので、部外者がとやかくいうべきでない。世界中の戦没者を追悼するというのは正論で批判できない」と話しつつ、同神社が鎮霊社への参拝を受け付けていない理由をこう推測する。
■『分祀リンク神社嫌がる』
「(月刊誌で考察を発表した)〇一年当時、自民党内から『A級戦犯は鎮霊社にお帰りいただいたらどうか』という声が出たと聞いている。靖国神社はA級戦犯分祀論との絡みで、鎮霊社が話題になることを嫌がっているのではないか」
一方、筑波大の千本秀樹教授(現代日本史)は「霊を鎮めるという名前には、天皇に敵対して死んだ人たちがたたって出てこないようにする意味が含まれる。鎮霊社の本来の目的は天皇制、国家に逆らって死んだ人をたたりのないように鎮めることだ」と前出の関係者と同じ見方をとる。
鎮霊社が国内にとどまらず世界中の戦没者を祀っている点については「対象を広げているところにごまかしがある。本来は天皇のために死んだ人だけを祀る神社なのに、世界平和を祈っているというポーズをつくっている」と語る。
さらに、靖国が市民の戦争被災者と戦死者を分ける姿勢にも疑問を呈する。
■『一視同仁の思想に矛盾』
「靖国神社は鎮霊社に参拝しなくていいという姿勢だ。なぜ、原爆や空襲の犠牲者が、賊軍と同じ場所に祀られているのかの説明もない。鎮霊社の存在は、天皇はすべての人を平等に愛するという『一視同仁』の思想にすら矛盾する」
■過去の参拝 首相訪問はなし
小泉純一郎首相は、鎮霊社の戦没者も追悼の対象にしているのか。首相は二〇〇一-〇四年は靖国神社の本殿に昇殿し、昨年は拝殿前での参拝にとどめた。過去五回の参拝で鎮霊社を訪れたことはない。
首相は〇二年の参拝所感では、追悼対象を「明治維新以来のわが国の歴史において、心ならずも家族を残し、国のために命を捧げられた方々全体」「国のために尊い犠牲となった方々」と説明。少なくとも鎮霊社に祀られたとされる「世界各国すべての戦死者や戦争で亡くなられた方々」(靖国神社のホームページ)は追悼対象ではないようだ。
ただ、神社本殿の「御霊(みたま)」がそのまま首相の追悼対象とも言い切れない。首相は昨年六月の衆院予算委で「A級戦犯のために参拝しているのではない。多くの戦没者に敬意と感謝の意を表したい気持ちからだ」と述べ、追悼対象を微妙に修正している。
首相官邸報道室は、首相の追悼対象に鎮霊社が含まれるか否かについて「分かりかねる」と答えている。
<デスクメモ>
「中韓から文句をつけられた」ので「A級戦犯合祀が問題」という議論に首をかしげてきた。やはり、問われるべきは靖国神社とは何か、という本質論だ。それがようやく国民議論の的になってきた。ただ、戦後六十一年。関係者の多くが亡くなっている。事実関係の追跡が困難になっている現実が悩ましい。(牧)
靖国参拝=政教分離原則の形骸化と思想統制への途
第6回(9月24日)
靖国参拝=政教分離原則の形骸化と思想統制への途
講師:中島光孝さん(弁護士・台湾靖国訴訟弁護団事務局長)
http://www.jca.apc.org/stopUSwar/actions/kenpou-kouza6.htm
日時:9月24日(日) 午後1時30分~4時30分(開場1時)
場所:社会福祉センター(地下鉄谷町6丁目下車5分)
会場費:700円
主催:アメリカの戦争拡大と日本の有事法制に反対する署名事務局
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プロフィール

Author:ヘンリー・オーツ
●個人サイト
Henrry's talking to myself
http://henrry.net
※現在62歳の万年ロックおじさんです。元過激派高校生です。もう狂った世界や政治のことを書くのに疲れました。これからは新しい時代を予感させる情報をお伝えします。
大阪府守口市出身 東京生活10年を経て
山梨県北杜市小淵沢町在住
サバイバル生活を実践しています。彼女と古民家にて菜園と「流しそうめん&明石焼き」のお店を開きたいです。
●詳細プロフィールは・・
http://henrry.net/
profile.htm
●e-mail
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●Facebookのアドレスは・・
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