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戦争は儲かりまっせぇ~!(3)

ピークオイル論とは?



0_oilwar2.jpg冥王星が急に惑星ではないという認定がなされた。何か怪しさを感じてしまいます。アポロ月面着陸などを捏造する国が関係しているのではないかと勘ぐりたくなる。最近テレビで「ピークオイル論」というのを知った。今日やすさんのコメントを見て言葉を思いだしたのです。ピークオイル論というのは石油の埋蔵量が半分を割った時点で生産量そのものが減り、価格が高騰するという考えであったと覚えている。そこでピークオイルで検索したら2年前の8月に英文で発表され、去年の6月のその訳が阿修羅で発表された「ロシアはピークオイルがシオニストの嘘だと証明した」ちょっと頭がくらくらするくらい凄い内容である。

1970年代、ロシアではKolaSG-3という、最終的に40,230フィートの深度に達した驚くべき記録的な実験井戸が掘られた。それより、ユコスを含むロシアの石油メジャーは、密かに310以上の「超深度油井」を掘り、それらから石油を生産している。2003年、ロシアはサウジアラビアより石油生産量世界一の座を奪い取り、今世紀の世界の石油生産と販売を完全に支配しようとしている。
 
もしこのレポートの最初に原油が地球内部に無尽蔵に埋蔵されていると主張したら、読者はおそらく以降の全ての内容はフレデリック・フォーサイスのような作家の馬鹿げたゴーストライティングだと思われるかもしれない。そしてもしロシアがこの非常に驚くべき現実を30年近くも西側諸国に気づかれることなく隠し続けてきたと言うならば、このレポートの著者は狂信者か、もしくはジョン・ル・カレのようなスパイ小説家の宣伝をしていると思われるかもしれない。しかしながら問題は、石油の埋蔵は地球内部に無限と言える程の多くの量が存在し、そしてロシアははるか昔に進んだ技術によってこれらの無尽蔵の石油を利用しているという事である。
 
このような、思慮深く西側諸国にとっては煩わしい確かな知識は、石油の時代がもうすぐ終わる、より正確には、アメリカは世界全体における石油生産の「ピーク」がやってくる、つまり世界の原油の需要量が最終的に我々が物理的に地面から取り出せる量を上回る、という内容の事を、鬼気迫った叫び声をあげて主張している西側諸国の大学のロビイストや「サクラ」にとっては受け入れられない事だろう。これらの間違った主張の要点は、2000年にロビイストのコリン・キャンプベル博士がクラウサル大学で行った公演の中で概説されている。
 
「簡潔に言えば、これらは我々が理解していなければならない点である。在来の[著者註:無限に湧き出している]石油は、現在存在する油の95%をまかなっている。石油は今後も供給の主品目であり続けるだろう。これがもっとも大きな問題である。石油の発見は1960年代にピークを迎えており、我々は現在1バレルを発見する間に4バレルを消費している計算になる。中東への原油依存量は上昇している。他の世界では1997年にピークが来、従って減少の一途を辿っている。世界におけるピークは5年以内にやってくる」[著者註:およそ2005年12月頃]

キャンプベルは突如として集団で出現し、貴方に恐怖のニュースを届けに着た何人ものピークオイル理論『エキスパート』の氷山の一角に過ぎない。この集団はサダムフセインがドルで無くユーロで取引をすると宣言し、もしアメリカにチェックされ挑戦される事がなければ5年以内に容易にドル支配体制を崩壊させたであろうスイッチを押した直後に出現した。
 
これらの「サクラ」[囮]はアメリカ政府とその仕えるウォールストリートの欲望と無能さにより、人々の注意をどこか他の所に向けようと慎重に配備されている。そして希望の持てる事に、数年後に石油価格が天井を越えて上昇した時、アメリカには原油を購入するユーロがなく、人々は湧出石油量の「不可避的な減少」により一ガロン当たりプラス五ドルのガソリンに文句を言う事になるだろう。(訳者註:これは2005年現実となった)でなければ、ワシントンDCに銃火器を持って行進しているだろう。

キャンプベルや彼の同類がこのレポートの主題ではないが、彼の馬鹿げた主張は容易に反証する事ができる。我々が現在1バレルを発見する間に4バレルを消費しているというのは公式的な事実であるが、これは現在我々が一時的にとてつもなく高価な原油探査を停止しているからで、それは我々が2兆バレルの埋蔵量をすでに世界中で発見しているからである。もしこれら埋蔵量が[例えば]1兆バレルにまで減少すれば我々はもっと探しにいこうと思うのかもしれないが、今現在それはする必要の無い事である。そして個々の油性における生産量が年々減少しているという事も事実であるが、これは技術的に解決できる事であり、また後で解説する。

ロシアがどのようにして他の世界から離れて一人だけ目覚めたのかを理解するためには、石油が地中のどこに埋まっていて、どのようにして引き上げられ、精製されて商用されているのかについて、多少の知識が必要である。これは非常に複雑な事項であり、特に超深部油井についてはそれ自体の別な分類が必要になる。何年も以前に私は個人的に2箇所の超深部油井の掘削[うち一つはモスクワ掘削研究所のロシア人技術者と直接関わった]に参加したので、この説明を私のできる限り簡潔にしてみたい。有難い事に、下図にあるとおり、どこに原油がありどうやってそれを見つけるかという原理を理解する事はそう難しい事ではない。


少し難しい文章ではあるが要は石油がまもなく枯渇するというのは宣伝された考え方だということだ。ブラジルのようにとうもろこしからエタノールを作ることもできる。代替エネルギーも開発が進んでいるようである。ヘンプなども大きな可能性をもっている。スウェーデンでは既に全エネルギーの2割がバイオマスになっているという。石油産業と軍需産業の二人三脚が終わらない限りこの世から戦争は無くならないのです。

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コメント

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ありゃあ 正気とは思えない

間違いなく A級戦犯の岸信介が 憑依している
ありゃあ 化け物以外の何者でもない

臨時国会は 戦争犯罪人の怨霊との 勝負だ!

エイエイオーーーーーーっつ!

冥王星と同じ

☆新党を欲する人さん

きっこの日記によると冥王星と同じということです。
http://www3.diary.ne.jp/user/338790/

オイルピークとは、石油枯渇のことではありません。
石油生産量は頭打ちになる一方で、世界の石油需要量は増大し続ける。したがって、石油が不足する。という意味です。
ここで言っている石油生産量とは年間に生産できる石油の量であり、石油が枯渇すると言う訳ではありません。

詳しくは石井吉徳氏のサイトを見て下さい。
http://ecosocio.tuins.ac.jp/ishii/
http://www007.upp.so-net.ne.jp/tikyuu/index.html

オイルピーク論が正しいか間違っているかは置いといても、脱石油社会は目指さなければならないと思います。

☆YUKIさん ちょっとテレビの放送をいい加減に見ていたのでしょう。ご紹介の石井氏によるとピークは既に2000年に迎えたということです。日本にも新エネルギーの町があったということは希望だと思います。

仮に石油が無尽蔵にあったとしても石油を消費することそのものが環境に負荷をかけます。
中国は無茶な工業化をやったために国土が汚染された状態です。

大阪が沖縄より温度が高いなんてことがもう異常ですね。ひとりで3000CCの車を運転することが非常識だと感じられるようにならないとまだまだ温暖化に歯止めはかからないと思います。

ユニークなテーマであり本質的なテーマですね

オイルピークの話題ではありませんが、ちょっと私から話を。

まず紹介された難解なコメントにもあるように、アメリカがイラク戦争を
おこなったのは、フセインがドルからユーロに切り替えようとしたからです。
これを見逃せば、難解なコメントにもあるようにドル支配体制が瓦解した可能性が高い。中東にイスラエルという軍事拠点をこしらえ、中東を軍事支配してきたアメリカ、イラン・イラク戦争まで行わせたアメリカ、血をかけて獲得してきた中東権益そのものがひっくりかえされてしまう、このことに心底恐怖し、憎悪したのがアメリカにほかなりません。他方、アメリカの戦争に反対したのがフランス・ドイツです。つまりユーロとドルの対立が本質だったのです。こうしたアプローチは私の大好きなレーニン「帝国主義論」によれば、もっと具体的につかめるかと存じますが、こうした認識をしているのが他でもないブルジョアジーです。たとえば、慶応での某株投資家は、これでアメリカバブル以来儲け口がなくなっていた株式投機がとりあえず保てると著作で主張したり、逆にジョージ・ソロスは長期的にはまずい方向に進んでいると警告をしたりと、経済と戦争がいかに直接リンクしているかを帝国主義段階特有の金利生活者=投資家自らコメントし自ら暴露するという展開になっています。難解なコメントを直接書いたグループがどのような、立場や階級なのかは詳しくは存じませんが、アメリカバブル崩壊以降、アメリカはどこかへ軍事展開をみせていくことは予測されおり、それが対イラクになる可能性さえ示唆した経済雑誌がいくつかあったほどです。とくに、フセインがドル離れを表明した直後にまってましたとばかりに、アメリカはフセイン政権打倒は扇動していったことは偶然ではなかったのです。もちろん、ドル離れはドル支配体制の終焉と中東支配の揺らぎを示すことになりますから、絶対フセインを打倒しなくてはならない死活性にアメリカは叩き込まれたわけです。現在もイラク戦争が終結せず、「テロとの戦い」とアメリカなどが叫ぶほど泥沼化し続けているのは、実はアメリカ自身がパンドラの箱をあけてしまったのではないかということです。私は、なかなか文章がこなれていないのと、わかりやすい言葉で「帝国主義論」を適用するのが不慣れなため、どうしても難解な言い回しになってしまいますが、いいたいことは、イラク戦争とはドルとユーロの対立から生じた帝国主義戦争だということです。そしてその戦争は、中東支配そのものの矛盾として突き出されてきたということです。その応酬にアメリカは更なる軍事攻勢をかけまくっているということでしょう。戦争と経済は直接関係しているということです。そして資本主義であるかぎり戦争はなくなることはないということです。

「ピーク・オイル」の本は必読でしょう

 チェイニーは2001年春に副大統領になって早速、「エネルギータスクフォース」でイラクの原油の値踏みをしていたわけですが、その後9.11を奇禍としてイラクを侵略した背景には、彼自身が石油開発会社ハリバートンの重役として、90年代にこのピークオイル問題を知っていたためだ、ということです。
 「ピーク・オイル」(リンダ・マクウェイグ著)に詳細に解説されています。
ぜひ一読を。
この推理を多くのピークオイル説支持者が抱いていて、アル・ゴアもこの説を支持するとインタビューで語っています。
ということで米国の政治をウォッチする人にはこの説を知ることは必須です。
「ん! -ピークオイル時代を語ろう-」へご参加ください。
http://www.janjanblog.jp/user/stopglobalwarming/forum2/


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※現在62歳の万年ロックおじさんです。元過激派高校生です。もう狂った世界や政治のことを書くのに疲れました。これからは新しい時代を予感させる情報をお伝えします。
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