成長なき景気回復の可能性について～貧困は無くせる！

今朝は「17年の間、日曜朝に社会の良識をリードしてきた、あの『報道2001』がついにフルモデルチェンジ！！」という馬鹿番組「新報道2001とやらをみていて気になったことは、やたらと黒岩祐治（フジテレビ報道局解説委員）が「成長戦略」ということを強調していたことである。「改革なくして成長なし」などと4年前に小泉が絶叫していたわけですが、もうそろそろこういうドグマによって考えることを停止したり、未来のあるべき経済のあり方について想像しない姿勢を改める必要があると思います。今の生産活動の中には随分と無駄があります。片方で過労死で命を落とす人が居る反面、多くの人たちが雇用からはじかれて生活を崩壊させられています。「経済成長なくして景気回復なし」などというドグマは体制側が広めたものでしかありません。

私は5年前には中村敦夫さん率いる環境政党「みどりの会議」のサポーターをやっていたことがあります。今は体制側がやたらとエコエコとエゴを置き換えた言葉を使っていますのであまり環境ということを言いたくないのですが基本的には大事な視点だと思っています。

現在、みどりの会議を引き継いだ「みどりの未来」の公式ホームページの中には次のような政策が書かれています。

http://midorinomirai.seesaa.net/article/119313920.html「エコロジカルな知恵」 ( Ecological Wisdom)
世界のすべてはつながり影響しあっている…
知恵のあるライフスタイルとスローな日本へ！
予防原則／定常型社会／自然との共生／ぼちぼち／スロー、スモール、シンプル／生物多様性／グローカル／GNH（国民総幸福）／少欲知足／ロハス／カルチャークリエイティブ／技術と倫理の調和／カウンターデベロップメント／もう一つの世界は可能だ／成長至上主義からの脱却／ガイア／お互い様おかげさま／共に生きる／土地は子孫からの借り物／
ハチドリのひとしずく／ゼロ成長／ 7 代先を考えて行動する／お金の地産地消・お金の地域循環

こういう感覚は既にヨーロッパではあたりまえのようになっているのですが悲しいかな今の日本ではまったくマイナーなものでしかありません。

今日はテレビをみていたら「うどんブーム」とかで紹介されていた「麺通団」に行ってきました。ほとんどの人が本場讃岐の出身ということで毎日、粉を讃岐から仕入れるとのこと。オーナーが言うには滅茶苦茶儲かるとのこと。生地はその日の温度や湿度に合わせて水と塩の配合を微妙に変えているとのことでした。私も明石焼きを作っていてそれを感じていました。明石焼きの場合はたこ焼きと違ってフワフワにするのが理想なので形を整えるのがすごく難しいのです。粉ものというものは原価率が低いから儲かるとのことでした。こんな当たり前の商売でもやり方によっては可能性があるということを知りました。帰りにはビックカメラに寄ってから帰ったのですが西口では街宣右翼が演説をしていました。のぼりの中にはなんと「日米安保強化」などと書かれていました。日本の精神を尊ぶのであればアメリカに対して「思いやり予算」を要求するくらいのことを言えばよいと思うのですが、彼らは日本人の精神を重視しているように見せかけてアメリカに追随しているのです。まるで官僚政治の打破を謳う「みんなの党」が官僚政治を温続させようとしているのと同じなのです。

まるで偶然のように緑のチカラGREEN JIMINというページを見つけました。もうどこまで国民を馬鹿にするつもりなのでしょうか。まったく恥ずかしい政治集団としか言えません。

デュアル・ディスプレーでブログの原稿を書いているところです。キーボードは標準サイズのものを使っています。下のミニノートからマウスを動かせば矢印が下のノートから上のディスプレーに移動します。これはとても便利がよいです。

東京8区(杉並区）から立候補予定の保坂展人さんを応援しています。