11 月<< 2023年12 月  12345678910111213141516171819202122232425262728293031  >>01 月
 

文部科学省による洗脳「原子力」教育に強く抗議する!

1.紙情報について


paper.jpgの部屋は何回も書いているが極めて狭い。「高級インターネットカフェ」と自称しているように一応、狭い流し台(横幅120cm)があり、冷蔵庫と洗濯機も電子レンジもあるので自炊をしているが凝ったものを作るにはあまりにも狭すぎる。夜は開いたスペースにマットレスと布団を敷いて寝るのだが、布団を敷くと余ったスペースなどまったくない。ロフトベッドを入れているのだが、そのベッド部分は物置だ。まさにハウジングプアな劣悪な環境に住んでいる。そういうわけで今日は溜まったチラシなどの紙情報を処分することにした。まあいろんな集会に出ているとテキストやらパンフやら多くの紙情報をいただく。10年前にインターネットを始めて多くの情報がネット上にあることを知った結果、当時住んでいた山陰地方から上京する際に思い切って書籍・雑誌類を処分した。今や私の知識の多くはネット上に存在している。ブログなどはその典型で検索窓で検索することで過去の記事を読み直すことができる。さすがに自分で書いたものはすぐに思いだすことが出来、備忘録としての役割を果たしてくれている。

情報を処分するにあたっては当然、ひとつひとつをチェックし、必要だと思うもののみを残して、それ以外を処分することにした。今日、月曜日は紙類の回収日なので都合が良いのだ。そこで気づいたことがある。いろんな団体がいろんな運動に取り組んでおられる。沖縄の問題、貧困の問題、雇用の問題、戦争の問題、経済の問題、原発の問題。いろんな問題がある。それらの個々の問題についてはかなり追求されているのだが、全体に共通していることは「木を見て森を見ていない」姿勢が感じられた。NPO法人原子力情報資料室が作成されたチラシが3種類あって、私なんかもう眺めるだけで充分その危険性に納得させられるのですが、利権構造が知りたいと思いました。

2.わくわく原子力ランド


wakuwaku.jpg近とても気になることは鳩山内閣において原発推進を積極的に進めようとしている点である。きっこのブログのわくわく原子力ランドに詳しいのだが、小学生用の副読本である「わくわく原子力ランド」を見て驚かされた。中学生用の「チャレンジ原子力ワールド」と合わせると1億2000万円もかかったというから子供にとっては馴染みやすく、もっともそうに書かれている。しかしこんなものは教育に対しての冒涜以外の何ものでもなく、文部省による洗脳教育そのものではないか。基本的に今の政権に期待しているのだが、こんなふざけたものを子供に押し付けてくることに怒りを感じるし、きっこさん以外にそういう怒りを表明している人が少ないことにも驚いている。私は今の内閣の足をひっぱている悪徳ペンタゴンが一掃できれば本格的な改革を推進できると思っているから、今の段階で「アホ太郎」のように「ハトポッポ」などと呼ぶ気はない。それでもこの国家的洗脳行為には強く抗議したい。

論すると「八ツ場ダム」の問題であれ、「普天間基地」の問題であれ、「原発」の問題であれ、基本的に同じような利権が大きく絡んでいると思う。その利権を廻る思惑がまるで釣り糸がもつれたようになっているから解決が難しく見えるだけだと思う。全ての問題に生活の中での危険が存在するからこそ、多くの人たちが立ち上がっている。4月25日には沖縄において10万人集会が予定されている。沖縄での10万人の集会というのは東京で言えば200万人規模に匹敵するものだ。残念ながら戦後、そんな大きな集会が東京でもたれたことはないし、集まる会場すらないのが実態である。

3.全体性を見ること


asyura2010.jpg学の見地から病気を見た場合、今の西洋医学に欠けているのは全体性を見るということです。表面に出た症状はそれ自体が問題なのではなく、それを生み出す全体的な背景があるのです。これは社会問題にも通じることです。個々の症状だけを見ても適切な対処法が出てきません。今の世界にはいろんな問題を生み出す、全体としての構図に大きな問題を抱えているからこそ、いろんな問題がまるでもぐら叩きのように噴出しているのです。★阿修羅♪のトップには次のようなことが書かれています。

情報解析
・その情報が 誰によって 流されているか?
・その情報が なぜ今 流されているか?

事象解析
・その事象で だれが利益を得るか ?
・ 歴史上、その事象の時何があったか?

のブログ記事においては常にそういう視点を重視してきました。従って文章よりも表や図解を重視し、必要な図解は自作するという姿勢を取ってきました。「政権交代後の権力構造」などはその典型でこういう骨組みとなる構造が頭の中に構築できていればいろんなことが見えてきます。そういう見方で言えば「ジュゴンの海を守れ」とか「再処理工場は必要ありません」とだけ言うスローガンは一面的でもの足りないのです。どちらも環境を悪くし、あらゆる危険性を孕んでいるのですが、そういう危険を知りながら推進する側が存在するということは「その事象で誰かが(膨大な)利益を上げているから」なのです。今の世の中にはマクロな視点から生命や環境を守ろうとする人たちよりも、体制の中でマクロに与える危険と引き換えにミクロな恩恵を享受している人間が力を持っているから、まかり通っているのです。戦争だって医療だって同じようにミクロな恩恵を享受している人間が居るからこそ、なくならないのです。そういう構図を多くの人達が理解するようになって始めてなくなるのだと思います。

4.桃色ジャンヌ・ダルクについて


masuyama100403_1.jpg※写真撮影は喜八さん、4月3日代々木公園のお花見にて・・麗奈ちゃんが食べているのはわたしが麗奈ちゃんのリクエストで108個焼いて行った明石焼きです。右は鵜飼監督です。※世界平和は美味しい明石焼から。(by増山麗奈)


ういう視点で増山麗奈ちゃんの「桃色ジャンヌ・ダルク~世界は女で変えられる」はとてもおもしろい作品でした。彼女は現在、33歳(私の娘よりふたつ上だけです。)、二児の母親。画家としての飛び抜けた感性で今の危険な世界を見ている。極寒の六ヶ所村で電力会社に抗議する場面があるのですが、まさに母の強さを感じさせてくれました。彼女くらいのカワイコちゃんはけっこう居るでしょう。でも素晴らしい知性と感性を備え、大きな行動力を持っている「ジャンヌ・ダルク」は彼女くらいのものだと思います。去年の1月5日、日比谷公園の派遣村から国会前へ請願デモがあり、受付の議員面会所の前でギターだけで「アアアのアホ太郎♪」を歌ったのですが、乗りのいい彼女が一緒に歌ってくれました。今や注目のアーティストです。

再処理マンガ「六ヶ所事始~六ヶ所村再処理工場が出来るまで~」


トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

日本が滅びるとしたら

何十年も前、有名な広瀬隆氏の本を読んで、原子力発電(所)のことをずいぶんと知った。私の世代にはそういう方は多いのではないかと思う。広瀬氏の著書に書かれていたことで、印象に残っているのは次のようなくだりだっだ。つまり「原子力発電と言えば何か、とてつもない...

コメント

「わくわく原子力ランド」を紹介していただき、ありがとうございます。

 先日、コメントを投稿したフクヤンです。
 文部科学省が作った、危険極まりない「わくわく原子力ランド」を紹介していただき、誠にありがとうございます。
 今、ネット上でも、反戦よりも反原発の方が風当たりが強いのを感じています。
 ヘンリー・オーツさんの勇気にエールを送ります。
 「再処理マンガ「六ヶ所事始~」」は、再処理施設ができた経緯をとても分かりやすく説明してくれています。
 昨年も反原発の集会とデモに参加しました。これからも、できる方法で声を上げていきましょう。
 ありがとうございました。

官僚を叩いています!

☆フクヤンさん
わくわく原子力ランドについては官僚の暴走ではないかと想像しています。まあ何はともあれ酷過ぎます。

運動に参加している若い人たちの感性はいいですね。まだまだこの国の未来を信じたい思います。

4月12日のツイッターから来ました

同世代のツイッターの者ですmgrbq46
はじめまして。
水戸黄門の時代の百姓について、「どん百姓」というように今の農家と同じように見られていたので、一筆啓上申し上げます。
「昔の農民は大変偉かった。今ほど劣っていない。」かもしれない、という主旨です。

昔の農民は、農作業に失敗すると餓死しました。そして、人力で作業し、生活し、生産した食糧の半分は侍に強奪されました。今日、自給自足で生産物の半分を取り上げられたら、大半の人は餓死します。そんな環境で、田を拓き、家を作り、肥しを作り、農民は生きてきました。具体的には判りませんが99%の人が農民、漁民だったと思います。
生活保護もありません。肥料店もありません。ゴム長もゴム手袋も雨合羽もありません。ガスコンロもなく、電気炊飯器もありません。冷蔵庫もありません。

そんな中で、古の農民は、地下に埋設した樽にし尿を入れ、落ち葉や下草を混ぜて、10年以上熟成させて水のようになった物を液肥として施肥していました。今日なら堆肥でしょう。しかし、堆肥は使っていません。明治生まれの人は堆肥を使いません。10年以上熟成させ、液状になってから使います。即ち、餓死した農民と、生き残った農民の所作の違いを検討して、家々で家族を守る農業の所作が家風として残されました。統一した肥料はありません。家によって所有する農地が違い、雑草や雑木の種類が違います。それに併せた家風が残されたのでしょう。少なくとも今日のように「2か月ほど寝かせて匂いがない物」というような安直な堆肥ではありません。(今の堆肥、有機栽培、有機農業の考え、常識はほぼ完全な誤りです)
樽一つ手に入れるのも大変な時代に、し尿如きを10年以上も寝かせるために樽を使うのは異常です。しかし、その異常な所作が彼らの命を繋いできました。

それが、化成肥料、耕運機、エンジンの出現で、年寄りの知恵・家風は片隅に追いやられました。若い者が「耕運機があれば、おれ一人で何ぼでも野良仕事はできる。年寄りはいらない」と威張り散らしていました。確かに、NPKの化成肥料は収量を大きく伸ばしました。
ところが、し尿や雑草を10年以上も寝かせた液肥は、NPKやミネラル成分以外に「有機炭素」が含まれていました。しかも低分子量有機物です。低分子量有機物は作物に直接吸収され、光合成に依らない有機炭素を獲得する、という現象を利用していたのです。
現代農業が完全に見落としていた「炭素肥料」を江戸の農民は知らず知らずに、利用していました。
いまの農民は「どん百姓」と卑下されて然るべきです。補助金漬けの農民です。しかし、それは公務員と同じです。
日本は、戦後、この狭い国土に「世界第2位の経済」と言われるほどの外貨を注ぎ込んできました。そして、いま、世界最高の財政債務を持つ劣悪な国家運営をしています。今の農民、公務員は、ほぼ生涯に渡って乱脈の限りを尽くした人達ばかりです。まともに考えて仕事をしたことがないのです。

植物が有機物を直接吸収すると、光合成の負担が減るので旺盛に生長します。収量が増えて、美味しくなります。昔の人は、食物を食べて、肥しの良し悪し(若い、古い)を言い当てました。これは900年前から続く世界最高峰の赤ワインも全く同じ理由です。「有機物と石灰とが混じりあった土壌、地球上で1.8haしか確認されていない土壌」で生産されるブドウによるワインです。それは、有機物がブドウに直接吸収される点で、江戸時代の日本の農業そのものです。
このことは「有機液肥」「液状堆肥」をグーグル検索すると判ります。20世紀にない言葉が、今、毎年倍増し、爆発しています。「作物が有機物を直接吸収して同化するので生育が促される」とあります。

これまでの現代農民は、駄農でしょう。
因みに、堆肥の原料である家畜糞尿を生石灰分解すると、堆肥の100倍ほどの価値のある資材になります。低分子量有機物へ一気に分解するからです。それを利用すると、収量が激増し、美味しくなります。堆肥は殆ど役立ちません。それで価値がないのです。

消費者も悪いのです。生石灰処理のリサイクルであれば、耕地の生産性が倍増します。超大豊作です。美味しいものが採れます。それを「堆肥化施設に補助金を出す」という行政や、「有機栽培、堆肥、」というものに同意をしているからです。
これに疑いの目を向けているのは参議院姫井議員位なものです。

耕地の生産性が倍増することは、一人500平米の余剰耕地が出現することでもあり、この広大な余剰耕地は化石燃料が無くても、何とか文明を維持できる可能性が生まれる唯一の手掛かりです。資源の枯渇を心配はしても、具体的な対処はなに一つ提案していません。慌てふためき、騒ぐだけです。

この江戸の百姓の知恵を冷静に評価し、現在の化学で適正に修正して応用すれば、石油枯渇の後の持続可能な文明が見えてきます。

水戸黄門に出演している民百姓の時代の百姓は、大変過酷な環境の下で、大変貴重な知恵を身につけていたように感じます。
今の農家や公務員のような寄生産業ではありません。
タンデム型質量分析計という全部で10億円もする最近の計測器でC14を具に追跡すると、何のことは無い、江戸時代・明治時代の農民が偉かったのです。
ハワード有機農業というような西洋の著作より、遥かに核心を突いた農業が「家風」として受け継がれていました。ただ、なにぶん、文盲が伝承していることがらのために、文字になっていないのが困りものです。
象形文字と表音文字の違いかもしれません。

一応、古の日本の農業を受け継いで、PTA法(光合成移転農法)としてサイトは公開しています。
農家の為、と言うよりは、耕地の生産性を倍増させて、半分の耕地を発電に利用し、何と近代文明を持続させたい、というささやかな希望があるだけです。

☆松井さま(mgrbq46)
多くの示唆に富んだお話、ありがとうございました。肥料というものが人間の死活に関わるものであったことを知りました。如何に現代の農法がいい加減かも。サイトの方も拝見しましたが凄い内容ですね。すこしづつ拝見したいと思います。ありがとうございました。


 編集・削除ができます。
 管理者にだけ表示を許可する
 
 
 

CalendArchive

 

時計(ClockLink.com)

 

プロフィール

ヘンリー・オーツ

Author:ヘンリー・オーツ
●個人サイト
Henrry's talking to myself
http://henrry.net
※現在62歳の万年ロックおじさんです。元過激派高校生です。もう狂った世界や政治のことを書くのに疲れました。これからは新しい時代を予感させる情報をお伝えします。
大阪府守口市出身 東京生活10年を経て
山梨県北杜市小淵沢町在住
サバイバル生活を実践しています。彼女と古民家にて菜園と「流しそうめん&明石焼き」のお店を開きたいです。
●詳細プロフィールは・・
http://henrry.net/
profile.htm

●e-mail
henrryd6@gmail.com
●Facebookのアドレスは・・
https://www.facebook.com
/henrry.oates

当ブログのリンク構造をご覧ください!

 

「武器商人を経営分析する!」

 
 
 

月別過去記事一覧

 
 

全ての記事を表示する

 

QRコード

QR
 

Amazonお買い得商品

 

アンケートです!

アンケート
性別・年代を教えてください!
男性20代
男性30代
男性40代
男性50代
男声60代以上
女性20代
女性30代
女性40代
女性50代
女性60代以上

 

お奨め書籍









 

Google フリー検索

Google

WWW検索 ブログ内検索

 
 

Keshe Foundation


KesheFound
 

亡国電波戦犯

ブログ記事上で投票によって決まったワースト順位です。クリックしていただきますと別窓で大きな画像が開きます。
 

ソルフェジオ528Hz

 

大津久郎出版記念講演


 

小淵沢勉強会「世界の嘘とその真相」



 

悪党天国日本♪チャチャチャ


 

アアアのアホ太郎♪


 

増山麗奈のいかす!チャンネル


 

PCトラブル

PC&ネットのトラブル解決便利屋を始めました。定期的な点検・整備もおまかせください。くわしくは 「パソコントラブル4000円♪ネットがすいすい訪問サービス」を始めます!をお読みください!下のメールフォームよりお問い合わせください。
 

メールフォーム

名前:
あなたのメールアドレス:
件名:
本文: